マスカラは目元メイクの要とも言えるアイテムですが、自分のまつ毛や求める仕上がりに合ったものを選ぶのは意外と難しいものです。製品によってブラシ形状やテクスチャー、配合成分が異なるため、見た目の印象やケア効果にも違いが出ます。この記事では、プロの視点からマスカラの選び方と使いこなし術を詳しく解説し、毎日のメイクで理想の目元を叶えるヒントをお伝えします。
マスカラ選びの基本
まずはマスカラを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。これらを意識すれば、自分のまつ毛や好みにぴったりの一本が見つかりやすくなります。
1. ブラシの形状とサイズ
ブラシはまつ毛への色づきやカールの付き方を左右します。短めの毛足でコンパクトなブラシは、下まつ毛や細かい部分に塗りやすく、ナチュラルな仕上がりを好む方におすすめです。一方、長めの毛足でボリュームを出しやすいブラシは、まつ毛全体にしっかりとファイバーを絡め、太く豊かな印象を演出します。
また、カーブ型のブラシは瞳のカーブに沿いやすく、根元から持ち上げてカールをキープするのに適しています。まつ毛の長さや生え方に合わせて選ぶことで、理想のボリュームとカール感を両立できます。
選ぶ際は、実際にブラシを見て、毛束の量や形状をチェックしましょう。
2. テクスチャーと仕上がり
マスカラにはウォータープルーフ、フィルムタイプ、ボリュームタイプなど異なるテクスチャーがあります。ウォータープルーフは耐久性に優れ、汗や涙でにじみにくい反面、クレンジング時に摩擦が気になることも。フィルムタイプはお湯でスルッとオフでき、まつ毛への負担が少ない一方、堅めの仕上がりになることがあります。
ナチュラルな仕上がりを重視するなら軽めのテクスチャー、華やかな印象を狙うなら繊維入りやボリューム重視タイプを選ぶのが定石です。化粧崩れしやすい季節やシーンに合わせて使い分けると便利です。
まずはテスターで実際の仕上がりを確かめ、まつ毛の動きや感じをつかんでみましょう。
3. 成分とケア効果
最近はまつ毛のダメージをケアできる美容成分配合のマスカラも増えています。まつ毛の主成分であるケラチンやパンテノール、ヒアルロン酸など保湿・補修効果のある成分をチェックすると良いでしょう。
特にまつ毛エクステやまつ毛パーマで傷んだ方は、補修成分が入ったアイテムを選ぶことで、メイクしながらケアも同時に行えます。敏感肌の方は、界面活性剤や香料フリーの低刺激処方を重視しましょう。
日々使うものだからこそ、配合成分の役割や特徴を理解して選ぶことが大切です。
目的別マスカラ選び
次に、仕上がりの好みやシーン別におすすめのマスカラタイプをご紹介します。
ボリューム重視タイプ
まつ毛をしっかり太く、濃密に仕上げたい場合はファイバー入りや密着性の高いクリームタイプがおすすめです。ファイバーがまつ毛に絡みつくことで、まつ毛自体の存在感をアップ。パーティーシーンや写真映えするメイクに最適です。
ただし重ね塗りしすぎるとダマになりやすいので、1~2度塗り程度で調整するときれいに仕上がります。
落とす際はポイントリムーバーを使って丁寧にオフしてください。
ロングタイプ
まつ毛を自然に長く見せたい方は、繊維が細かく長さを伸ばすタイプが向いています。まつ毛の根元から毛先まで均一に塗れるスリムブラシが多く、繊維のばらつきを抑えて自然なロング効果を発揮します。
お湯で落とせるフィルムタイプなら摩擦を抑えてクレンジングできるので、日常的に使いやすいでしょう。
コームタイプのブラシなら更にセパレート感がアップし、繊細な仕上がりになります。
カールキープタイプ
まつ毛のカールを長時間キープしたいなら、カーブ形状のブラシとセットで固める成分が配合されたウォータープルーフタイプがおすすめです。根元をしっかりキャッチして持ち上げることで、一日中ビューラー要らずのカールを維持できます。
使う前にまつ毛をビューラーでしっかり立ち上げ、その後ブラシを当てるとキープ力がさらにアップします。
落とす際はクレンジング剤を使わず、お湯だけでオフできるタイプを選ぶとまつ毛へのダメージを軽減できます。
使いこなしテクニック
最後に、より美しく仕上げるためのテクニックを3つご紹介します。
カールの持続テクニック
ビューラーで根元からじっくり挟み、ゆっくりとリフトアップすることが大切です。数秒キープしてからマスカラを塗ると、カールがクセづきやすくなります。
マスカラ塗布は根元→中間→毛先の順に、ほどよいテンションをかけながらブラシを動かしてください。重ね塗りは根元のみ軽く行うと、重さでカールが落ちにくくなります。
仕上げに乾きかけのブラシ先端でまつ毛を持ち上げると、夜まで美しいカールが続きます。
ダマを防ぐコツ
マスカラをポンポンとスポンジやティッシュで余分な液をオフしてから使うと、液だまりを防止できます。特に繊維入りタイプは繊維がブラシにまとまりやすいので、塗る前のひと手間が重要です。
短い毛から塗り始め、スパイラル状にブラシを回転させながら塗布すると、1本1本をセパレートさせやすくなります。
万が一ダマになった場合は、マスカラが乾く前に綿棒でやさしくほぐすと自然な仕上がりに戻せます。
落とし方とケア方法
まつ毛への負担を最小限に抑えるため、お湯でオフできるマスカラはクレンジング不要で使える点が魅力です。お湯でやさしく揉み出すようにオフし、濡れたまつ毛には保湿成分入りのトリートメントや美容液を塗布して栄養を与えましょう。
まつ毛は髪の毛と同様にケアが大切。夜のクレンジング後に専用のまつ毛美容液を併用すると、健康的でコシのあるまつ毛に導けます。
ビューラーやマスカラ、クレンジングの摩擦を軽減する習慣を心がけ、健やかなまつ毛を育てましょう。
まとめ
マスカラ選びはブラシ形状、テクスチャー、配合成分の3つを意識することがポイントです。目的別にボリューム重視、ロング、カールキープと使い分け、使いこなし術を取り入れれば、まつ毛の存在感を自由自在にコントロールできます。
さらに、毎晩のケアや正しいオフ方法でまつ毛へのダメージを抑えれば、メイク映えする美しいまつ毛を維持できます。ぜひ今日からご紹介した選び方とテクニックを実践し、理想の目元を手に入れてください。
アイラッシュセラム「R」ブラックは、マスカラの仕上がりと同時にまつ毛ケアができる美容液マスカラです。ブラックカーボンコーティングで美しい発色をキープしつつ、ヒト脂肪細胞順化培養液エキスやヒアルロン酸Naなど5つの美容成分がまつ毛の保温・再生をサポート。お湯で簡単オフできる速乾フィルムタイプで、忙しい朝のメイクにぴったりです。ぜひ、プロの指導とアイラッシュセラム「R」ブラックで、健康的で印象的な目元をお楽しみください。