口紅はメイクの中でも顔全体の印象を左右する重要アイテムです。色選びひとつで肌を明るく見せたり、健康的に演出したり、品のある雰囲気を引き立てたりできます。とはいえ、どんな色が自分に似合うのか分からず、店頭で迷ってしまう人も多いはずです。この記事では、肌トーン別に似合うリップカラーを診断し、理想の一本を見つけるポイントをご紹介します。
肌トーンのタイプをチェック
まずは自分の肌トーンがどのタイプに当てはまるかを把握しましょう。大きく分けると、肌トーンはイエローベースとブルーベースに分かれ、その中でも春タイプ、夏タイプ、秋タイプなどがあります。簡単なセルフチェック方法も合わせてチェックしてみてください。
イエローベース春タイプ
黄みを帯びた肌で、血色感が比較的高いのが特徴です。肌に透明感があり、明るい色やパステルカラーがよく似合います。血管の色はやや緑がかったブルーやグリーンに見え、ゴールドのアクセサリーがなじみます。
イエローベース秋タイプ
落ち着いた暖かみのある肌色で、深みのあるカラーと相性が良いタイプです。血管は緑がかった色味を帯び、ブロンズ系のアクセサリーが顔周りを華やかに引き立てます。渋みのあるブラウンやテラコッタ系の色も得意です。
ブルーベース夏タイプ
青みを感じるピンク系の肌色で、透明感と涼しげな印象があります。血管は青や紫に見え、シルバーやホワイトゴールドのアクセサリーがしっくりきます。ローズやベリー系のクールなカラーが映えるタイプです。
肌トーン別!リップカラー診断
続いて、各肌トーンにマッチするリップカラーの傾向をチェックしましょう。アイテム選びの参考にしやすいように、具体的なカラー例も挙げています。
春タイプ向けリップカラー
明るくフレッシュなコーラルピンクやピーチオレンジがおすすめです。クリアな発色で肌をパッと華やかに見せる効果があります。黄み寄りのベージュピンクもナチュラルに馴染みやすいでしょう。
・コーラル系:ほんのりオレンジがかったピンクで健康的
・ペールピーチ:ソフトな甘さを演出
秋タイプ向けリップカラー
テラコッタブラウンやディープオレンジなど、落ち着きのある暖色が得意です。赤みを抑えたブラウン系は大人っぽさとこなれ感をプラスします。レンガ色やカッパー系も肌なじみがよく取り入れやすいでしょう。
・テラコッタ:ほんのり赤みを含むブラウンでシックに
・バーントオレンジ:くすみ感のある深いオレンジでエレガント
夏タイプ向けリップカラー
ローズベリーやフューシャピンクなど、青みのある色味が肌の透明感を引き立てます。少しシアーな質感のカラーを選ぶと、クールで上品な仕上がりに。ライトローズやローズベリーのグラデーションもおすすめです。
・ローズベリー:赤紫寄りのローズで大人っぽく
・シアーローズ:透け感のあるツヤで涼しげに
リップの質感別選び方
リップの色だけでなく、質感選びも仕上がりに大きく影響します。マット、シアー、グロスといったテクスチャー別に、その特徴と選び方のコツをご紹介します。
マットリップ
ツヤを抑えたマットな質感は、色そのものの発色がはっきりと出るのが魅力です。きちんと感やモードな雰囲気を演出したいときに向いています。ただし乾燥しやすいので、事前にリップスクラブや保湿バームで唇を整えておくと美しく仕上がります。
シアーリップ
薄付きで透け感のあるシアータイプは、自然な血色を演出してくれます。重ね塗りで色の濃淡を調整できるため、デイリー使いにもぴったりです。軽やかなツヤ感があるため、乾燥が気になる唇にもおすすめです。
グロスリップ
高いツヤ感と立体感を出せるグロスは、ハイライト効果で唇をぷっくり見せたいときに活躍します。単体での使用はもちろん、お手持ちの口紅に重ねてニュアンスを変えるのにも便利です。ベースカラーのトーンに合ったクリアタイプや軽いカラーを選びましょう。
まとめ
肌トーンを正しく見極めることが、口紅選びの第一歩です。イエローベース春・秋、ブルーベース夏の3タイプに合う色味を押さえれば、失敗しにくくなります。
さらに、質感や仕上がりの違いを理解しておくと、シーンや仕上がりのイメージに合わせて自在にメイクを楽しめます。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのリップカラーを見つけて、メイクの幅を広げてみてくださいね。